ごはん相談室
健診でALTが高いと言われた。フードを変える前に確認したいこと
ALTは肝臓の状態を見る指標のひとつです。自己判断で食事内容を変更せず、確認しておきたい点を整理します。
むずかしく考えなくて大丈夫、順番通りでいいよ。
健康診断でALTが基準値より高いと言われた。肝臓が心配になり、サプリメントやフードをすぐに変えたくなるご相談があります。数値だけで判断せず、確認しておきたい点があります。
ALTは肝臓の細胞が壊れると上がりやすい数値です
ALT(GPT)は肝臓の細胞に多く含まれる酵素で、肝細胞がダメージを受けると血液中に漏れ出し、数値が上がりやすいとされています。原因は薬剤、感染症、脂肪肝、腫瘍など多岐にわたります。
自己判断で食事内容を変更せず主治医に相談してください
「肝臓に良さそう」という情報だけでサプリメントや特定のフードに切り替えるのはおすすめできません。原因によって必要な対応が異なるため、再検査や追加検査の結果と合わせて、主治医に相談しながら決めます。
経過を記録しておく
いつ、どのくらいの数値だったか、食欲・元気・便・体重の変化などを記録しておくと、次回の再検査や相談時に経過を伝えやすくなります。
参考にしている情報源
肝臓関連の数値(ALTなど)を説明するにあたり、以下を参考にしています。あくまで一般的な整理であり、原因の特定や治療方針は主治医の診断によります。
- WSAVA Liver Standardization Group「WSAVA Standards for Clinical and Histological Diagnosis of Canine and Feline Liver Diseases」(2006年、犬・猫の肝疾患の診断基準・分類に関する国際的な取り組み。同著者らによる2021年更新版も公表されていますが、内容の枠組みは2006年版がベースです) ※この文書は主に生検・組織診断の標準化を目的としたもので、血液検査のALT値そのものの解釈基準を個別に定めたものではありません。
- 血液検査項目の基準範囲は動物病院・検査機関によって異なるため、実際の数値の評価は主治医に確認してください。
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急に食べない・ぐったりしている・症状が続く・体重が大きく変わっているなど気になる場合は、フード変更より先に主治医へ相談してください。