ごはん相談室
健診の尿検査で指摘を受けた。フードを変える前に確認したいこと
尿検査の結果はフードだけでなく体調や水分摂取量にも左右されます。数値だけで判断せず、確認しておきたい点を整理します。
ここに書いてあることを、順番に試してみてね。
健康診断の尿検査で「気になる項目がある」と言われた。すぐに市販の「尿路ケア」フードを探したくなりますが、指摘された内容によって考えたい方向が変わります。
尿検査で見る項目はいろいろあります
尿比重、pH、尿タンパク(UPC)、尿糖、潜血、結晶など、尿検査にはいくつかの項目があります。指摘された項目によって、考えられる原因や必要な対応は変わります。
結晶や指摘内容によって、食事の意味合いが変わります
ストルバイトやシュウ酸カルシウムなど尿石の種類によって、避けたい食事内容や推奨される療法食が異なります。自己判断で市販の「尿路ケア」フードに切り替える前に、結晶の種類や診断結果を確認してください。
飲水量や排尿の様子もあわせて確認する
尿の色、回数、量、飲水量の変化、排尿時の様子(痛がる、時間がかかるなど)も、原因を考える上で重要な情報です。健診結果と合わせて記録しておくと相談しやすくなります。
参考にしている情報源
尿検査の項目や結晶尿についてのここでの説明は、以下のような資料を参考に一般的な枠組みとして整理したものです。個々の診断や療法食の選定はこれらの文書だけでは決められず、主治医による検査結果の確認が必要です。
- WSAVA Global Nutrition Committee「WSAVA Nutritional Assessment Guidelines」(2011年、Freeman他、Journal of Small Animal Practice誌)※栄養状態評価の一般的な枠組みを示した文書で、尿検査の数値そのものを解説したものではありません。
- ISCAID(国際コンパニオンアニマル感染症学会)「International Society for Companion Animal Infectious Diseases (ISCAID) guidelines for the diagnosis and management of bacterial urinary tract infections in dogs and cats」(2019年改訂、Weese他、The Veterinary Journal誌)※細菌性の尿路感染症(UTI)の診断・治療に関するガイドラインです。結晶尿や腎機能など尿検査全体を網羅するものではなく、感染症が疑われる場合の考え方として参考にしています。
- 獣医学領域で広く使われている基準値の考え方(検査項目の基準範囲は動物病院・検査機関によって異なります)
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急に食べない・ぐったりしている・症状が続く・体重が大きく変わっているなど気になる場合は、フード変更より先に主治医へ相談してください。