ごはん相談室
慎重な性格の犬が新しいフードを食べない時の切り替え方
慎重な子は、味よりも匂い・食器・場所・混ぜる割合で止まることがあります。
順番に見ていけば大丈夫だよ。
慎重なタイプの子は、新しい袋の匂いだけで止まることがあります。7日切替が合わない子もいます。
最初は1割未満でもいい
食べない子に半分混ぜると失敗しやすいです。数粒から匂いに慣らします。
食器と場所を変えすぎない
フードも食器も場所も一度に変えると、何が嫌か分からなくなります。
戻せる設計にする
便がゆるい・吐く・食べない場合は前の割合へ戻し、数日安定してから再開します。
切り替え期間の目安はあくまで一例
たとえば10日かけて切り替える場合、1〜3日目は新フード1割、4〜6日目は3割、7〜9日目は6割、10日目以降に残りを増やしていく、というように段階を細かくする方法があります。慎重なタイプの子では、この期間をさらに倍にしてもかまいません。
混ぜて出すか、別皿で慣らすか
いつものフードに少量混ぜる方法は手間が少なく続けやすい一方、匂いに敏感な子は混ざっていること自体に気づいて全体を残すことがあります。別の小皿で新フードだけを先に少量出し、食べたらいつものフードを出す方法は、匂いを警戒する子との相性がいいことがあります。
参考にしている情報源
フードの切り替え日数や混ぜる割合そのものを検証した文献は多くありませんが、このページで触れている「段階的に切り替える理由」と「新しいフードへの警戒」については、それぞれ以下の資料を確認したうえで整理しています。切り替え方が合わない場合は、この目安にこだわらず主治医に相談してください。
- WSAVA Global Nutrition Committee「WSAVA Nutritional Assessment Guidelines」(2011年、Freeman他、Journal of Small Animal Practice誌/消化器症状を避けるため7〜10日ほどかけて段階的に切り替える方法に触れていますが、同時に「どの移行方法が優れているかを示す明確な根拠はなく、個々の状況に応じて判断すべき」とも述べており、特定の日数や割合を推奨する文書ではありません)
- Callon他「Canine Food Preference Assessment of Animal and Vegetable Ingredient-Based Diets Using Single-Pan Tests and Behavioral Observation」(2017年、Frontiers in Veterinary Science誌/成犬ビーグル8頭を対象にした研究で、新しいフードに対して食べる速度が遅くなる、様子をうかがうといった「新奇性への警戒(ネオフォビア)」を報告していますが、対象は実験環境下の8頭のみで、慎重な性格の子への具体的な対処法(別皿で慣らす、匂いに慣らすなど)を検証したものではありません)
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急に食べない・ぐったりしている・症状が続く・体重が大きく変わっているなど気になる場合は、フード変更より先に主治医へ相談してください。