ごはん相談室
チワワが太ってきた。小型犬の体重管理はグラム単位で考える
チワワのような超小型犬は、数百gの増減が体重比で大きく影響します。ごはん量を減らす前に見る点を整理します。
ここでのポイントを一緒に整理していくよ。
チワワのような体重2〜3kg台の犬は、200〜300gの増加でも体重比では大きな変化になります。「ちょっと太ったかな」と感じたら、ごはんを減らす前に見ておきたい点があります。
小型犬は「少しの量」が体重に直結します
チワワは元々の体重が軽いため、フードやおやつの数粒、量の誤差が体重比で見ると大きな影響になりやすい犬種です。計量カップの目分量ではなく、キッチンスケールで実際のグラム数を測って与えることをおすすめします。
肥満は関節・気管への負担が大きくなりやすい
チワワは膝蓋骨脱臼や気管虚脱など、体重増加が症状を悪化させやすいと言われる持病を持つ子もいます。体重が増えてから対策を考えるより、増え始めの段階で食事量とおやつを見直す方が体への負担が少なく済みます。
おやつ・トッピング込みで1日の量を計算する
主食のパッケージに書かれた給与量は、おやつやトッピングを含まない目安であることが一般的です。トレーニングのごほうびや家族からの少量のおやつが積み重なっている場合、それらも含めた1日の総カロリーで見直す必要があります。
運動量を一気に増やすのは慎重に
体重を落とすなら運動を増やせばいいと思われがちですが、チワワは膝蓋骨脱臼や気管虚脱のリスクを抱える子もいるため、急に散歩時間や運動量を増やすやり方はおすすめできません。体重管理はまず食事量の見直しから始め、運動を増やす場合も短時間から少しずつ様子を見ながら調整します。
小さな胃には食事回数の工夫も効きます
チワワのような超小型犬は体に対して胃の容量も小さいため、1回の食事量を減らしすぎると空腹の時間が長くなり、かえって早食いやおねだりが増えることがあります。1日の総量は変えずに食事回数を2回から3回に分けるなど、量ではなく配分を調整する方法もあります。
参考にしている情報源
このページの内容は、犬の体重管理・体型評価について一般的な考え方を整理する際に、以下のような国際的に参照されている枠組みを参考にしています。個別の診断・治療方針の根拠として使うものではなく、実際の判断は主治医・検査結果に基づいて確認してください。
- WSAVA Global Nutrition Committee「WSAVA Nutritional Assessment Guidelines」(2011年、Freeman他、Journal of Small Animal Practice誌/ボディコンディションスコア(BCS)による体型評価法の基礎となる文書)
- 2021 AAHA Nutrition and Weight Management Guidelines for Dogs and Cats(2021年、米国動物病院協会)※体重管理の一般的な進め方をまとめたガイドラインで、超小型犬種における個別の目標体重を示すものではありません。
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急に食べない・ぐったりしている・症状が続く・体重が大きく変わっているなど気になる場合は、フード変更より先に主治医へ相談してください。