ごはん相談室
ラブラドールが太りやすいと言われる理由と食事管理
「よく食べる子」で片づけられがちですが、ラブラドールは肥満のリスクが比較的高いと言われる犬種です。体重管理の考え方を整理します。
焦らず、ひとつずつ確認していこうね。
ラブラドールは、ごはんもおやつも喜んで食べ、常に何かを欲しがっているように見えることが多い犬種です。「食いしん坊だから」と流していると、気づかないうちに体重が増えていることがあります。
ラブラドールは食への関心が強く、太りやすいと言われる犬種です
ラブラドールは他の犬種に比べて食欲が旺盛で、満腹感を得にくい傾向があると一般的に言われることがあります。与えられた分をあっという間に食べきり、まだ欲しそうな様子を見せる子も多く、結果として食べ過ぎにつながりやすい犬種のひとつとされています。
「もっと欲しがる」ことと「足りていない」ことは別です
ラブラドールは食後もおねだりを続けることがありますが、これは体が栄養を必要としているサインとは限りません。満腹感を感じにくい傾向がある犬種だと言われていることを踏まえると、欲しがる様子に応えて量を増やし続けると、体重増加につながりやすくなります。
おやつ・ご褒美の積み重ねに注意が必要です
賢く訓練性が高いため、しつけやトレーニングのご褒美としておやつを使う場面が多い犬種でもあります。1回あたりは少量でも、散歩中や日常のやり取りで積み重なると、主食のカロリーに上乗せされる形で体重に影響してきます。おやつを含めた1日の総カロリーで管理する視点が欠かせません。
家族全員でルールを揃えることが大切です
人懐っこく愛嬌があるため、家族それぞれが少しずつおやつをあげてしまい、本犬にとっては大きな量になっていることがあります。誰が・いつ・どれくらい与えているかを家族で共有し、1日の上限を決めておくことが体重管理の第一歩になります。
体重は定期的に記録して変化を見る
太りやすい犬種だからこそ、増えてから慌てるのではなく、月に1回程度の体重測定を習慣にしておくと、早い段階で食事量の見直しに気づけます。短期間で大きく体重が増減する場合は、食事量の調整だけで対応せず、体調面の確認も含めて相談することをおすすめします。
参考にしている情報源
ラブラドールの体重管理に関するこのページの内容は、以下の情報源を踏まえて一般的な傾向として整理しています。個体差があるため、実際の体重管理の方針は主治医と相談しながら決めてください。
- WSAVA Global Nutrition Committee「WSAVA Nutritional Assessment Guidelines」(2011年、Freeman他、Journal of Small Animal Practice誌/ボディコンディションスコア(BCS)による体型評価の基礎となる文書)
- 2021 AAHA Nutrition and Weight Management Guidelines for Dogs and Cats(2021年、米国動物病院協会)※犬猫全般の体重管理の進め方をまとめたガイドラインで、ラブラドール特有の記述があるわけではありません。
- Raffan他「A Deletion in the Canine POMC Gene Is Associated with Weight and Appetite in Obesity-Prone Labrador Retriever Dogs」(2016年、Cell Metabolism誌)※ラブラドールで見つかったPOMC遺伝子の変異と体重・食欲の関連を示した研究です。太りやすさに関わる遺伝的リスク要因を示したものであり、食事内容そのものを指示する文書ではありません。
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急に食べない・ぐったりしている・症状が続く・体重が大きく変わっているなど気になる場合は、フード変更より先に主治医へ相談してください。